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蔦の細道〜旧東海道(静岡市駿河区〜旧岡部町)2011.1.2更新

 

 蔦の細道は歌にも詠まれた万葉の小径で、国道1号線西進の「道の駅」から入り、小走りで10分程度で峠に着きます。
 峠には、伊勢物語で有名な藤原業平の句碑と道標があります。「静岡−岡部」以外に、正式のものではないかもしれませんが、「満観峰」の表示があり、確かに満観峰まで行け、それどころか、一部険しくはなっていますが、概ね尾根沿いで、むしろトレイルランしやすい道だと思います。
 岡部側への下りは石積みで走れる道ではありませんが、国道1号線手前の旧東海道入口まで、木和田川沿い「蔦の細道公園」が整備されています。このまま岡部側の道の駅に出ないで、右に上る旧東海道へ行くと、戦国の軍隊がここを通ったのかと感慨深いものがあります。途中で明治のトンネルへの分岐があります。
 明治トンネルは、全長203m、明治9年に築造された日本初の有料トンネルということです。赤レンガ調のトンネル内にはオレンジ色の灯がともり、レトロな雰囲気を醸し出しています。女子供には少し怖いかな? 
 明治トンネルに行かなければ、いくつかの静岡市教育委員会の説明板を見ながら、明治トンネルの上を越える形で、「大正のトンネル」の宇津ノ谷側に出ます。ここからは、県道か、「秀吉の御羽織屋」で有名な宇津ノ谷集落を通り、国道1号西進に出ます。 

 

蔦の細道 峠の道標(静岡―岡部) 2010.4

峠のベンチ